共働きの家庭は多くなっている。一人で働いている場合と比べ、収入が多くなりやすいので家計の管理について必要性をあまり感じていないケースもある。そのままお金に困ることがなければよいが、経済状態が変化した場合などに使えるお金を準備しておく必要がある。
貯金を始めようとしても、お互いにどれぐらい使っているのか把握できていないと、どこを削って貯金に回すかなども考えにくくなる。共働きを始めた時点から、お金の管理についてお互いに話し合っておくことが大切だ。
仕事がある以上、お互いに交際費などが発生することもある。余裕があるからこそ、趣味や飲食に使うお金も増えていく。そのため、ある程度の収入があるにも関わらず、知らず知らずのうちにお金を使い切ってしまい、貯金ができないことも多い。どちらかが働いて一つの財布として管理しているとどれぐらい使っていてどれぐらい残っているのかがわかるが、別々になっているとお金の流れが見えにくい。
小遣いや交際費などは、自分のお金だからと自由に使うのではなく、きちんと額を決めておくことがポイントだ。そうしないと際限なく使ってしまう恐れがある。また、固定費などは別々に引き落としをしているケースもあるが、定期的に額をお互いに確認する必要がある。その部分で無駄があれば削減するきっかけとなるからだ。
こうした話し合いをまめに行っていくことが、共働き家庭がお金を管理する際に重要になってくる。